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宮田 大

宮田 大 みやた だい

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  1. 日本チェロ協会会報 第57号 (2021年4月16日)より

 

1.近況を教えてください 

去年の3月から新型コロナウイルスの拡大の影響を受け、演奏会が中止や延期となりました。去年の6月から少しずつ舞台で演奏できる機会が戻ってきまして、今は感染症拡大防止対策を徹底的に行い、演奏会を行う事が出来ております。 

最近では新曲に取り組んでおり、尾高淳忠:チェロ協奏曲(世界初演)、ゴリホフ:チェロ協奏曲「アズール」(日本初演)、菅野祐悟:チェロ協奏曲(世界初演)などの新作に取り組んでいます。また、新たな組み合わせや編成でのコンサートにも取り組み、ギタリスト:大萩康司さんとのデュオリサイタルツアーも沢山開催させていただきます。新たなチェロの顔を発見できるのが楽しみです。 

 

2.チェロを始めたきっかけを教えて頂けますか? 

母がヴァイオリン、父がチェロの教師をしている事もあり、2歳の頃にヴァイオリンを始めましたが、落ち着きのない子で、歩き回ってしまい、立って練習するヴァイオリンより、座って練習するチェロが良いのではないかという事で、3歳の頃にチェロを始めました。 

 

3.一番ワクワクするときは、どんなときですか? 

演奏する前と、演奏した後です。演奏前は、お客様に聴いていただけるという楽しみと、演奏後は演奏した喜びと、お客様からの笑顔と、次へのステップに向けて課題が見つかりワクワクします。 

あとは、大好きなスキューバダイビングをしている時はとてもワクワクします。 

 

4.チェロ以外に好きなことはありますか? 

先程お話しさせていただいたスキューバダイビングが好きです。音楽は一期一会、一音一会の世界ですが、スキューバダイビングも共通していて、同じ場所で潜っても、同じ色合い、同じ天候、出会える動植物が違います。その時にしか見れない景色、味わえないものを求める。これは演奏にも繋がる部分もあり、とても大好きです。 

 

5.プロのチェリストを目指している学生や若いチェリストに望むことはありますか? 

日本人チェリストは世界からみても、とても技術力が高いと思います。技術力の先にある、感情表現などを自信持って音楽で表現してほしいと思います。一人一人違う人生、違う感情を持っているので、新たに学ぶことも必要ですが、自分の中に、他の人には表現できないものがある!と自信を持って、自分の音楽を見つけ直して欲しいです。