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小林 幸太郎

小林 幸太郎 こばやし こうたろう

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  1. 日本チェロ協会会報 第55号 (2020年4月14日)より

1. 近況を教えてください
僕の活動の場合は、やはりチェロアンサンブルでの活動が多いです。特に最近ではメンバーの留学からの帰国やオケの退団などがあり、パウロニアチェロカルテットでの本格始動をしました。

・年にどれくらいコンサートを行っていらっしゃるのですか?
これまでは、年に1 〜2 回の自主公演、その他は依頼を頂いて年数回演奏をさせて頂いていましたが、今年からは自主公演の回数や活動拠点を増やしていく予定です。

・コンサートの特徴は?
クラシックはもちろんのこと、ジャズ、ポップス、現代曲など幅広いジャンルをオリジナルアレンジで取り組んでいます。ホールでのコンサート形式とアートカフェ等でのライブ形式があり、それぞれコンセプトや選曲等も拘っています♪

・プロフィール写真はどちらで撮影されたのですか?思い出は?
早朝の銀座にてカメラマンの廣川かりんさんに撮って頂きました。中々構図が決まらず車通りの少ない時間に撮り切るのが大変でしたが、良い写真が撮れて良かったです。

2. チェロを始めたきっかけを教えて頂けますか?
7 歳の時偶然祖母の家にあったヨーヨーマのCD に興味を持ち、それ以来チェロの音が好きになりました。

・作編曲についても力を入れていらっしゃいますが、そちらのきっかけは?
恩師の倉田澄子先生の夏の合宿がきっかけです。先生の合宿では必ず出し物をするのが定番なのですが、その際、どうしても演奏してみたかった「ラプソディインブルー」。市販には存在せず、「無いなら作ってしまおう!」というのがスタートでした。

・編曲をされる時、何か気を付けていらっしゃることは?
チェロアンサンブルの場合は、上手側( オーケストラで言うチェロ、コントラバス側) であっても同じ楽器なので高い音域を選択する事ができます。その為音の指向性を工夫する事により、より立体的な音作りを意識しています。あとは同じ曲でも知り合いのチェリストさんであれば特徴やイメージによって少しずつ作り変えたりもしています。

3. 一番ワクワクするときは、どんなときですか?
チェリストは集まる事が多いと思いますが、一緒に演奏をする時等に「そこをそんな風に弾くのか!」とか新しい発見や関心を持てた時最近はワクワクしています。

4. チェロ以外に好きなことはありますか?
物作りが好きです。楽譜とかもそうですが、最近引越しをしたので、テーブルや家具など自分で作ったり改良したりするDIY にハマっています。自分にだけに分かる設計図のイメージみたいな物を作ってから作り始めます。

5. 先日のコングレスの感想をお聞かせください
あのサントリーの大ホールでチェロアンサンブルを演奏させて頂けたのは、やはり格別でした。最後の大編成の合奏もあれだけ沢山のチェリストが集まって演奏をしている様子やサウンドも壮観。次回は是非ステージに余裕があれば合奏も参加させて頂きたいです♪

・曲選びで工夫されたことは?
「アジア・パシフィック・チェロ・コングレス」という事で、まずは日本の曲は必ず入れたいと思い、日本古謡の「さくら」を、「感傷的なワルツ」はプロからアマチュアの奏者さんまで沢山の方が演奏される曲と思い、オリジナルアレンジのカルテット版で演奏してみました。そして、最後はやはりチェロカルテットの定番という事で、ポッパーのポロネーズを選曲させて頂きました。

6. 今後どのようなチェリストとして活動していきたいですか?
チェリスト、アレンジャーとして更なるチェロの可能性の追求、沢山の方々に楽しんで頂けるレパートリーや環境作りを積極的にしていきたいです。