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遠藤 真理

©中山かつみ

遠藤 真理 えんどう まり

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  1. 日本チェロ協会会報 第51号 (2018年4月27日)より

  2.  1.近況を教えてください 

  3.  昨年4月から読響ソロ・チェロ奏者として入団しました、7月下旬には読響と共演したドヴォルザークの《チェロ協奏曲》のCDが発売される予定です。また、7年目を迎えるNHK-FM「きらクラ!」 でも毎週パーソナリティを続けています。

 

・ラジオ番組ならではの面白いエピソードなどはありますか?

 ラジオはリスナーさんとの距離がとても近いので、分からないことや、何かつぶやいたことによっていろんな方向に話が展開することがあります。《アルビノーニのアダージョ》を流した時、ずっと雨が続いたタイミングだったことがあって、「この曲には、洗濯物が乾かない」という副題をつけたい、と言ったら、翌週から 「洗濯物が乾かない音楽特集」のような状態に。アレンジものや、色々な演奏をリクエストいただいたり、とても面白い現象でした。話がどんどん膨らむ事はよくあって、ラジオならではの醍醐味だなと感じます。あとは沢山のゲストの方とコラボをできたりすることが楽しいです。

2.チェロを始めたきっかけを教えてください

 2歳上の兄が先にヴァイオリンを始めていて、私が3歳になったときに、そろそろ、とヴァイオリン教室に連れて行かれたことがきっかけでした。ヴァイオリンの先生に兄弟で同じ楽器ではないほうがいいですよ、と勧められてチェロに出会いました。

3. 一番ワクワクするときは、どんなときですか?

 私は譜読みが早くないので、何度も弾いた曲の新しい側面を発見できた時などです。それは、素晴らしい共演者から感じさせられることが多いですね。
 また、子供の成長を見ると、ワクワクを超えて感動することが日々沢山あります。

4. チェロ以外に好きなことはありますか?

 最近、ヨガを始めました。ちょっと健康になった気がします!ただ、日々忙しいので続けることは難しいかもしれません。でも頑張ります。

5. 20周年記念フェスティバルのご感想をお聞かせください

 山崎先生との共演、友人との共演はとても楽しかったです。素晴らしい20 代のチェリストが増えていて、嬉しい出会いもたくさんありました。こんなに豪華なチェリストばかりの集い、チェロ協会でなければきっと実現しないですよね!

・20代の時の話をお聞かせください

 20代の時は留学しながら日本でも演奏させていただいていました。室内楽やコンチェルトなど、とても忙しくしていました。今、オーケストラで弾き始めて、ソリストとして一人でやっていた事もとても大切だったと感じます。 オケの中ではチェロのソロが思いのほか多く、20代の頃の経験はとても役に立っています。

6.今後どのようなチェリストとして活動していきたいですか?

 ありがたいことに、やりたいことを沢山やらせていただいています。今はオーケストラの首席奏者としての信頼を得られるように勉強することを目標に、チェリストとしての上達も目指しながら頑張りたいです。