演奏家(プロ活動) 日本
日本チェロ協会理事
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日本チェロ協会会報 第48号 (2017年4月10日)より
10年間のフランスでの生活を終えて帰国してからもうすぐ3年が経ちます。昨年は2枚目となるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲録音をリリースするなどソロ活動に加えて室内楽での公演や、意欲的で熱心な学生のレッスンを通して刺激的な毎日を送っています。
・渡仏中、印象に残っている出来事はありますか?
フランス滞在中は学生のころ〜オーケストラ在籍時を通して様々な演奏会に出演させていただきました。ソロでは多くの現代作品にも取り組みましたし、クァルテットを結成して活動していた時期もあり、演奏会のどれもがかけがえのない経験となって今の自分の音楽感の基礎となっています。
どれか一つの出来事を選ぶのは難しいですが、強いて言うなら師事した巨匠との出会いは自分にとって最も衝撃的でした。イタリアとスイスで師事したA.メネセス先生です。先生は卓越した音楽家であるだけでなく、人間的にも素晴らしい方で、大切なことを沢山教えてくださいました。
・バッハの作品を取り上げられた理由は?
単純に、一番好きな作品だからです。他のどんな作品に取り組むときでも必ず並行して練習してきましたし、毎日バッハを練習の最後に弾くことは留学時代から続けている習慣です。
どれだけ弾いても決して飽きることはなく、毎日必ず新しい発見がある。その喜びは計り知れないですし、演奏会でそういった作品を演奏できることはこの上ない喜びです。
母からの勧めでした。母はアマチュアのピアノ教師だったのですがカザルスの大ファンで、僕が生まれる前からチェロをやらせるつもりだったそうです(笑)
1、素晴らしい音楽家と共演させていただくとき。
2、本番後、一杯目のビールを注文したとき。
料理。食べること。
チェロを愛する大勢の皆様と過ごした時間は忘れがたいひとときとなりました。同時に、お世話になった先生方などお客さんの中の大勢の方がチェリストという舞台で演奏することはものすごい緊張感で、まだまだ修行をつまなくてはと再認識させられました。
ソロや室内楽のジャンルを問わず、常にその作品の持つ素晴らしさを会場で共有できるような演奏を心がけて演奏活動を続けていきたいと思っています。
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日本チェロ協会会報 第48号 (2017年4月10日)より
10年間のフランスでの生活を終えて帰国してからもうすぐ3年が経ちます。昨年は2枚目となるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲録音をリリースするなどソロ活動に加えて室内楽での公演や、意欲的で熱心な学生のレッスンを通して刺激的な毎日を送っています。
・渡仏中、印象に残っている出来事はありますか?
フランス滞在中は学生のころ〜オーケストラ在籍時を通して様々な演奏会に出演させていただきました。ソロでは多くの現代作品にも取り組みましたし、クァルテットを結成して活動していた時期もあり、演奏会のどれもがかけがえのない経験となって今の自分の音楽感の基礎となっています。
どれか一つの出来事を選ぶのは難しいですが、強いて言うなら師事した巨匠との出会いは自分にとって最も衝撃的でした。イタリアとスイスで師事したA.メネセス先生です。先生は卓越した音楽家であるだけでなく、人間的にも素晴らしい方で、大切なことを沢山教えてくださいました。
・バッハの作品を取り上げられた理由は?
単純に、一番好きな作品だからです。他のどんな作品に取り組むときでも必ず並行して練習してきましたし、毎日バッハを練習の最後に弾くことは留学時代から続けている習慣です。
どれだけ弾いても決して飽きることはなく、毎日必ず新しい発見がある。その喜びは計り知れないですし、演奏会でそういった作品を演奏できることはこの上ない喜びです。
母からの勧めでした。母はアマチュアのピアノ教師だったのですがカザルスの大ファンで、僕が生まれる前からチェロをやらせるつもりだったそうです(笑)
1、素晴らしい音楽家と共演させていただくとき。
2、本番後、一杯目のビールを注文したとき。
料理。食べること。
チェロを愛する大勢の皆様と過ごした時間は忘れがたいひとときとなりました。同時に、お世話になった先生方などお客さんの中の大勢の方がチェリストという舞台で演奏することはものすごい緊張感で、まだまだ修行をつまなくてはと再認識させられました。
ソロや室内楽のジャンルを問わず、常にその作品の持つ素晴らしさを会場で共有できるような演奏を心がけて演奏活動を続けていきたいと思っています。